著名プレイヤー

Mandolin

Bill Monroe ビル・モンロー|Blue Grass Boys (1911-1996)ブルーグラスの創始者|Jesse McReynolds ジェシー・マクレイノルズ|Jim & Jesse (1929-)|Bobby Osborne ボビー・オズボーン Osborne Bros. (1931-)|Everett Lilly エヴァレット・リリー Lily Bros. (1924-)

Bill Monroe/ビル・モンロー

bluegrass

 (1911年9月13日~1996年9月9日)

 云わずとと知れたブルーグラスの創始者ビル・モンロー。"ブルーグラスの父"と呼ばれるブルーグラス・ミュージックを 確立させたマンドリン奏者でありシンガー兼コンポーザー。 そのサウンドはブルーグラスのイメージよりも相当にブルーズ色が濃く、オールドタイム・ストリング・バンドのカラーが 非常に薄いのが特徴とされる。 音楽好きな一家に育ち、10才からマンドリンを弾くようになったビルは、'34年に兄チャーリーとモンロー・ブラザーズを結成。ラジオ番組への出演や地方巡業で人気を得て、'36年に『ビクター』と契約、初のレコーディングを経験。 その後、自身のバンド、ケンタッキアンズを結成し、すぐにブルー・グラス・ボーイズと改名。'39年10月にカントリー・ラジオ番組『グランド・オール・オープリー』に初出演、'40年には『RCAビクター』と契約。'45年に『コロンビア』に移籍し、 バンジョーの名手アール・スクラッグスが加入すると、"ブルーグラス"と呼ばれるミュージック・スタイルが開花する。 20世紀のアメリカ文化に多大なる貢献をしたアーティストの一人である。

使用楽器:Gibson F5 Lloyd Loar '23

Blue Grass Boys (1911-1996)

bluegrass

 ビル・モンローの「ブルーグラス・ボーイズ」の5人により、タイミングやビートを重視した演奏スタイルによって 1945年に確立されることとなる。とりわけアール・スクラッグスの5弦バンジョーのスリー・フィンガー・スタイルが ブルーグラスの音楽的特徴付けに大きく貢献し、5弦バンジョー、マンドリン、ギター、フィドル、ベースによる 「ストリングス・バンド」というのがブルーグラス・ミュージックの特色でもある。

Jesse McReynolds/ジェシー・マクレイノルズ

bluegrass

 (1929年7月9日~)

 ヴァージニア州南西部、テネシー、ケンタッキー、ノース・キャロライナのそれぞれの州に接するサザン・マウンテン地域に 生まれ育ったジムとジェシーのマクレイノルズ兄弟。弟ジェシーがマンドリンを弾きながらコーラスをするというデュエット・ コーラス中心のバンドとしてスタート。マンドリン、ギター、ベースという編成でゴスペル・ソングを中心に活動、 ジェシーのマンドリンが大活躍する。後年、"マクレイノルズ・スタイル"や"マンドリンのスクラッグス・スタイル"などと 形容されるようになる。これはアール・スクラッグスのバンジョー奏法をマンドリンに取り入れたもので革命的な奏法であった。

使用楽器:Gibson F5 Style

bluegrass

Jim & Jesse

Bobby Osborne/ボビー・オズボーン

 (1931年12月9日~)

bluegrass

 兄のボブ(マンドリン)、弟のソニー(バンジョー)を中心としたオズボーン・ブラザーズ。
'56年メジャーのレコード会社MGMとの契約に成功、それからは続々とヒット曲を連発してブルーグラス界を上り詰めていった。 フラット・マンドリンの名手でありながら、ハイ・テナーボーカルの力量を高く評価される人物である。

使用楽器:1931 Original 5 string Flat Head Granada #9584-2 Original 5 String Stored Away and Frank Neat Made a Neck He also had a Style 3 and Vega Vox (Kenny Inglam now plays)

bluegrass

Osborne Brothers

Everett Lilly/エヴァレット・リリー

bluegrass

 リリー・ブラザーズは、二つのスタイルで演奏していたバンドである。伝統的なエヴァレットのマンドリンにビーのギターというモンロー・ブラザーズ風のオールドタイム。そしてもう一つは、ブルーグラス・スタイルである。ヴァレット・リリーは、フラット&スクラッグスに参加していたこともあった。

Lilly Brothers

bluegrass

Sam Bush/サム・ブッシュ

 (1952年4月15日~)

bluegrass

 70年代のニュー・グラスの牽引役のひとりであり、マンドリン兼フィドルの名手サム・ブッシュ。
ブルーグラス・アライアンスの音楽センスをさらに進めた形でニュー・グラス・リバイバルを結成。
1971年にジェリー・リー・ルイスのロックン・ロール・ナンバー"火の玉ロック"で一気にグルーグラス・シーンのスターダムにのし上がる。当時のブルーグラス・ミュージシャンから受けるイメージとは異なり、 長髪によれよれのジーンズ&Tシャツというスタイルとは裏腹に、彼らの鋭く研ぎすまされたセンスと技術は、多くのロック・ファンをもブルーグラス音楽に巻き込む大きな魅力を発散させた。 ジャンルに拘らない柔軟なスタンスで現在も幅広く活躍を続ける。
ビル・モンロー・スタイルの最も優秀な継承者のひとりとして評価されるプレイヤーである。

使用楽器:Gibson F5 '34

Mandolin

Earl Scruggs/アール・スクラッグス|Flatt & Scruggs (1924-)|Don Reno ドン・リノ|Reno & Smiley (1924-1984)|Ralph Stanley ラルフ・スタンレー|Clinch Mt. Boys (1927-)|Sonny Osborne ソニー・オズボーン|Osborne Bros. (1937-)|Allen Shelton アレン・シェルトン|Jim & Jesse

Earl Scruggs/アール・スクラッグス

bluegrass

  (1924年1月6日~2012年3月28日)

 ブルーグラス・ミュージックの創始者として知られるバンジョー奏者。
1945年にブルー・グラス・ボーイズに加入、スクラッグスのその卓越した独特のスリー・フィンガー・ピッキング・スタイルは、後のバンジョー奏者の先駆者として確固たる地位を確立する。'40年代後半にはギタリスト、レスターフラットとフォギー・マウンテン・ボーイズを結成。
"フォギー・マウンテン・ブレイク・ダウン"といったヒット曲を生み出し、長年に渡り現役でカントリー及びブルーグラスのトップ・ランナーとして活躍。ひとつの楽器の奏法をたったひとりで完璧に仕上げた20世紀の巨匠と評される。 2012年3月に老衰により逝去。享年88歳。

使用楽器:1931 Original 5 String Granada #9584-2 1949 Gibson put bow tie inlay parts on it.  Rim & Resonator Tone Ring Original 1958 Mahogany Neck + Rosewood Fingerboard H&F Inlay Late 60's Ebony Fingerboard with H&F Inlay

bluegrass

Flatt & Scruggs

Don Reno/ダン・レノ

bluegrass

 (Don Wesley Reno:1927年2月21日~1984年10月16日)

 スクラッグスと並びバンジョーの名手と称されるダン・レノ。セヴンスとナインスを有効に使ったテナー・ヴォーカルが絡み合う様には大きな魅力がある。"スティール・ギター・ラグ"や"フォロー・ザ・リーダー"、"ダブル・イーグル"など、ダン・レノによる超絶テクニックを擁したバンジョー・インストゥルメンタル・ナンバーも話題となった。

使用楽器:1934-5 Original RB-75 Mahogany Banjo Leave & Rose Inlay on Headstock and Flying Eagle Fingerboard Original that Way 1948 Traded his Granada for This 75 with Earl

bluegrass

Reno & Smiley

Ralph Stanley/ラルフ・スタンレー

bluegrass

  (1927年2月25日~)

 ブルーグラス第一世代のバンジョー奏者ラルフ・スタンレー。1946年に兄カーターとスタンレー・ブラザーズを結成、当初は民族音楽性が強いものを演奏していた。ブルーグラス音楽を従来のマウンテン・スタイルでやってみようとするスタンレー兄弟の試みは、クリンチ・マウンテン・ボーイズの結成で実現する。80歳を超えてなお颯爽とステージに立ち続け、ストレートでハイロンサムなヴォーカルと切れ味の鋭いバンジョーの音色を聴かせている。

使用楽器:1928-29 TB or PB-5 Converted to 5 String with Mahogany Neck Finish Like Walnut He also Had a Ball Bearing RB-4

bluegrass

Clinch Mt. Boys

Sonny Osborne/ソニー・オズボーン

bluegrass

 (1937年10月29日~)

 兄のボブ(マンドリン)、弟のソニー(バンジョー)を中心としたオズボーン・ブラザーズ。
正統派ブルーグラス・バンジョー奏者と称され、当時の求めた適度なポップさを内包させたスタイルが特徴で、"ワンス・モア"に代表されるオリジナルに溢れた響きが大いに脚光を浴びる。

使用楽器:1931 Original 5 string Flat Head Granada #9584-2 Original 5 String Stored Away and Frank Neat Made a Neck He also had a Style 3 and Vega Vox (Kenny Inglam now plays)

bluegrass

Osborne Brothers

Allen Shelton/アレン・シェルトン

bluegrass

 オフビートのアクセントを 強くとったバウンシーなリズムプレイが特徴的なバンジョー・プレイヤーである。
Jim & Jesseではドブロバンジョーなどを演奏。近年闘病の末、白血病にて惜しまれつつも他界した。

J.D.Crowe/J.D. クロウ

bluegrass

 (1937年8月27日~)

 アール・スクラッグス・スタイルの中では最も正当な後継者と言われるバンジョー奏者である。
1937年ケンタッキー州レキシントンに生まれ、13歳からバンジョ-を弾き始めたJames Dee Crowe。
'56年にジミー・マーティンの率いるサニー・マウンテン・ボーイズに加入。6年間在籍した後、ケンタッキー・マウンテン・ボーイズをレッド・アレン、ドイル・ローソンと共に結成。 その後、バンド名をニュー・サウスに変更、名ギタリストのトニー・ライスを迎え'72年に「ブルーグラス・エヴォリューション」発表する。そして、レスター・フラットのナンバー"ロック、 ソルト・アンド・ネイルズ"や、クラレンス・ホワイトを凌ぐトニーのプレイを収めた「J.D. クロウ & ザ・ニュー・サウス」('75)のヒットで人気を確実なものとする。残念ながら「上手く弾ける間に引退したい」という理由で、J.D. クロウ & ザ・ニュー・サウス解散とJ.D. クロウ引退のニュースが流れる。

使用楽器:No hole Flat Head TB or PB-3 Converted to 5 String 20 Hole Flat Head TB- or PB-3 Conversion 1935-6 Original RB-75 #7054-2 Original 5 string stored away and Frank Neat made a neck

Fiddle

Chubby Wise/チャビー・ワイズ|Bill Monroe Flatt & Scruggs (1915-1996)|Curley Ray Clineカーリー・レイ・クライン/Lonesome Pine Fiddlers

Chubby Wise/チャビー・ワイズ

bluegrass

 スウィンギーなフィドル奏者として知られ、1942年ビル・モンローの ブルーグラスボーイズ に参加。
1964年に チャビー・ワイズとレインボウランチボーイズによるインストルメンタルアルバムを発売。

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Curly Ray Cline/カーリー・レイ・クライン

bluegrass

 カーター・スタンレーが亡くなった後のラルフ・スタンレーのバンドは、ゴインズ、カーリー・レイ・クラインにラルフが乗ったものでありRalph Stanley and Lonesome Pine Fiddlersが出発点になったとされる。
Lonesome Pine Fiddlersのメンバーチェンジは激しかったようで、その中心はクライン一族。ポール・ウィリアムスがリードボーカルをとっていたRCA時代はインパクトがあり、現在でも評価されている。
その後のゴインズ兄弟、カーリー・レイ・クラインの時代は、飛びぬけたものが少なく、普通のブルーグラスの
ローカルバンド風になったようでカバー曲ばかり演奏されていたようである。

Dobro

Buck Graves/バック・グレイヴス|Flatt & Scruggs

Buck Graves/バック・グレイヴス

bluegrass

 '50年代中頃に活躍したドブロ奏者。フォギー・マウンテン・ボーイズの看板となっていたハードなブルーグラス・サウンドを徐々にソフィスティケイトされたサウンドへと進化させる立役者となり、緩く心地よいサウンドは、パワフルでもソウルフルでもなく、ハードでハイロンサムなブルーグラス・サウンドを求めるファンに一抹の淋しさを与えたが、結果的にこの変化は功を奏することとなったようである。

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Bass

Cedric Rainwate/セドリック・レインウォーター

Cedric Rainwater/セドリック・レインウォーター(ハワード・ワッツ)

bluegrass

 この世に ブルーグラスを送り出したバンドのベース奏者である。
どんどん迫ってくるような熱くメロディックな4ビートが印象的であり、アール・スクラッグスの華麗なバンジョーと、レスター・フラットのドライブの効いたギター、 スウィンギーなチャビー・ワイズのフィドル、そして堅実なベースを得てビル・モンローの「ブルーグラス」音楽が出来たと云える。

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Guitar

George Shuffler/ジョージ・シャッフラー|Stanley Bros. |Clyde Moody/クライド・ムーディ|Bill Monroe (1915-1989)| Carter Stanley/カーター・スタンレー|Stanley Bros. (1925-1966)|Lester Flatt/レスター・フラット|Bill Monroe Flatt & Scruggs (1914-1979)|Jim McReynolds/ジム・マクレイノルズ|Jim & Jesse (1927-2002)|Red Smiley/レッド・スマイリー|Reno & Smiley (1925-1972)|Bea Lilly/ビー・リリー|Lily Bros.

Clyde Moody/クライド・ムーディ

bluegrass

 クライド・ムーディと云えば初期ブルーグラス・ボーイズの ギタリストでありリード・ボーカルも取っていた。
ビル・モンローに信頼されていた人物である。1939年、ビル・モンローがオープリステージに最初に立ったときに歌った曲Mule Skinner Bluesではリードギターを努めた。

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Carter Stanley/カーター・スタンレー

bluegrass

 1946年に弟であるバンジョー奏者ラルフ・スタンレーとスタンレー・ブラザーズを結成。
ビル・モンローの演奏会を聞いて学んだと1966年2月のインタビューで重要な証言をしており、ブルー・グラス・ボーイズの真似であることを認めていたようである。
アルコールが原因で1966年に他界。

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bluegrass

Stanley Bros.

Lester Flatt/レスター・フラット

bluegrass

 '40年代後半にバンジョーの名手アール・スラッグスとフォギー・マウンテン・ボーイズを結成。
"フォギー・マウンテン・ブレイク・ダウン"といったヒット曲を生み出す。
彼らの演奏は、ボーカル、インストルメンタルともにドライブ感に満ち溢れていた。
レスターフラット・タイプの大型のギターピックガードも存在しているほど、影響力のあるスタイルの持ち主である。

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bluegrass

Foggy Mountain Boys

Jim McReynolds/ジム・マクレイノルズ

bluegrass

 (1927年2月13日~2002年12月31日)

 ジムとジェシーのマクレイノルズ兄弟。1940年代後半に兄ジムがギター、弟ジェシーがマンドリンを弾きながらコーラスをするというデュエット・コーラス中心のバンドとしてスタート。1963年の解散まで、良い意味でビル・モンローの影響下になかったジム&ジェシー流ブルーグラス・スタイルは、オリジナリティと新鮮味を持って多くのファンの支持を受ける。

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bluegrass

Jim & Jesse

Red Smiley/レッド・スマイリー

bluegrass

  (1925年5月17日~1972年1月2日)

 ブルーグラス創成期~成熟期を支えた往年の黄金バンドのギタリスト。レッド・スマイリーは、渋く淡々と唄うなかにも甘さのあるバリトン・ヴォーカルが非常に魅力的である。ソリッドなブルーグラス・サウンドから、ジャズ曲、美しいカントリー・バラードまで、当時のブルーグラス・バンドとしては異色の多彩さを誇っていた。

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bluegrass

Reno & Smiley

Bea Lilly/ビー・リリー

bluegrass

  リリー・ブラザーズは、二つのスタイルで演奏していたバンドである。伝統的なエヴァレットのマンドリンにビーのギターというモンロー・ブラザーズ風のオールドタイム。そしてもう一つは、ブルーグラス・スタイルである。活動していた場所がボストン近辺だったので、チャールズ・リバー・バリー・ボーイズなどボストン系のバンドとも交流があったようである。

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bluegrass

Lilly Brothers

ブルーグラスの楽しみ方


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